KHAOSAN NEWS


竹亭カオサン通信

   
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ランチタイム   2004年10月15日(金)    第58回 「菜食祭り」

 さて、今年も恒例の「テサカーン・キン・チェー」(菜食祭り 10月13日から23日迄)が始まりました。
 食堂や屋台に黄色い三角の小旗がひるがえっていたら、そこが菜食料理を出す店です。

 この行事は中国の重要なお祭りのひとつで、神様に災いなどから守ってもらうため、一切の動物性食品を絶って身体と魂を清めます。
 これには牛乳等の乳製品も含まれ、玉ねぎ、にんにく等の匂いの強い野菜も食べることが出来ません。
 この他、飲酒、エッチも禁止事項の一つです。

 このようにもともとは宗教的な行事なのですが、野菜たっぷりの菜食料理が身体にいいからとにわかベジタリアンになる人も多いです。
 菜食料理というと、食べたことのない人は味の変化に乏しい味気ない料理を想像されるかもしれません。
 でもそこは美食大国タイですから、普通のタイ料理や中華と比べても遜色がないくらいしっかりした味付けの美味しいものが食べられます。

 この時期しか食べられない料理ですから、私も毎日最低一食は食べています。
 インドにいた時、約5ヶ月間菜食主義をしていたことがありましたが、身体がクリアになる気持ちよさは今でも忘れていません。
 今は仕事柄なんでも食べますが、野菜中心にするようにしています。

 期間中はチャイナタウンのヤワラート通りは歩行者天国になり、ありとあらゆる菜食料理の屋台が出店しています。
 深夜12時頃まで賑わっていますので、この時期バンコクにいらっしゃる方はぜひ行ってみてください。

会心の笑顔   2004年8月2日(月)    第57回 「鬼神の執念」

 先日行なわれたアジアンカップの準決勝、日本、ヨルダン戦は、1−1のまま延長に入っても勝負がつかず、PK戦を4−3で 制した日本の劇的な逆転勝利で幕を閉じました。
 ここ竹亭にも大勢の日本人が集まってくれて、みんなで代表を応援しました。

 サッカーに限らずスポーツが時に大きな感動を生みだすのは、結果だけではなくその裏に隠された心理ドラマのためでもあると思います。
 たとえばこの試合ですが、ほんの僅かなミスが勝敗を左右するPK戦で、日本は一番手、エースの中村がまさかの失敗、そしてそれに続く三都主も失敗という思ってもいなかったピンチを迎えました。それに対してヨルダンは3人連続でゴールを決め、あと一人が決めれば勝利という厳しい状況になってしまいました。
 この試合を観戦していた日本人のほとんどが、敗戦を覚悟したと思います。私もそうでした。

 しかしテレビに映し出される川口は、ゴールマウスの前で唇をグッと噛みしめ相手をものすごい形相で睨みつけていました。その顔は負けん気の強い子供のようでもあったし、鬼のようでもありました。
 そしてその後、ヨルダンは4本連続でPKを失敗したのです。
 1本目は川口がゴールの中央で止め、2本目は右枠外へ外れました。3本目は川口が右上でセーブし、最後の4本目は川口の気迫に押されたかのように左ポストに当たって空しく弾かれていきました。
 その瞬間、竹亭に集った50数名の日本人の興奮は最高潮に達し、みな両の拳を突き上げて雄叫びをあげ、飛び上がって歓喜の渦に包まれました。たった今、奇跡を見た感動でみんなの顔が輝いていました。

 誰もがもう駄目だと思った状況で、川口と代表は最後の最後まで執念を見せてくれたのです。あきらめなければやれるんだ。不可能なことなんてないんだ。執念と信念を持つ者に、神は最後に微笑んでくれるんだ。
 ヨルダンはPKを3−1でリードした時点で、勝利を確信したと思います。しかし川口と代表の勝利への不屈の闘志と執念がヨルダンに心理的な圧力をかけ、奇跡的な逆転勝利の伏線となっていたのかもしれません。

 この試合を見ることができてとてもラッキーでした。元気と勇気がわいてきました。
 この試合を日本とアジアの各地で応援していたみんなの心にも、熱き思いは長く残ることと思います。そして竹亭に集ってくれたみんなに、素晴らしい時間を共有してくれてありがとうと言いたい。
プイとファースト君   2004年7月29日(木)    第56回 「笑顔雑感」

 先日、2年振りに東京を訪れて気がついたのは、様々なお店で接客にあたってくれた人たちのほとんどが、とてもにこやかに応対してくれて感じが非常に良かったということです。
 以前は、ぶっきらぼうで気のきかない応対に気分を害したこともありましたが、今回はそんなことは一度もありませんでした。日本のサービスのレベルは一段とあがっているようですね。
 また、航空会社はANAを使ったのですが、スタイル抜群の小顔美人ばかりを揃えたエアホステスさんが、とびっきりの笑顔でサービスに努めてくれました。
 あれ、でもなんだか変だな。通路を歩いている時でもずっとニコニコしているぞ。まるで笑顔が顔に張り付いているみたい。。。あ、そうか。あれはシンクロ選手の笑顔と一緒だ。(笑)

 一週間ほどの日本滞在を終えバンコクに帰ると、まず近所にタイ料理を食べに行きました。
 トムヤムを頼み氷を入れたビアシンを喉を鳴らして飲み干します。顔見知りのウエイトレスが、そんな私を見てニコニコしています。
 まったく何の他意も感じられない無邪気そのものの笑顔。子供の笑顔と一緒です。仕事中なのに真剣味がちっとも感じられない。こっちまで張りつめていた心の糸が切れてしまいます。
 日本で出会った笑顔は、言うなれば勤務中の笑顔。笑っているとはいえどこかしゃきっとしています。タイ人の笑顔はリラックスした笑顔。そこが違うんだなと思いました。

 日本人の接客は、てきぱきしていて言葉使いも丁寧で気持ちいいです。でも電車に乗ると、ぐったりと疲れた顔した人が目につきます。あんなに気を張り詰めて一生懸命働いていたらクタクタになるのも無理ないと思いますけど。
 どっちが良くてどっちが悪いというつもりはありません。
 みんなが懸命に働き、生活や発展を支えている日本はやっぱり凄い国です。でも、自分にとってはこの”てれてれ”したタイ社会が気に入っています。
 日本人の笑顔とタイ人の笑顔についての雑感でした。 
出張イミグレ   2004年5月4日(火)    第55回 「出張イミグレ・デビュー」

  長期旅行者に嬉しいニュースです。
   この度、モーバイルイミグレーションサービス(出張イミグレーションサービス)がカオサンで試験的に始まりました。
 今のところ、4月後半の水曜日に2回実施されただけですが、旅行者の反応は上々で定期的なサービスが正式に始まるのが待たれます。

 今までは、旅行者や長期滞在者がビザの延長をするには、バスやタクシーで軽く小一時間はかかるスアンプルー通りのイミグレーションオフィスまで行かなければなりませんでした。でも、カオサンにいながらにして手続きが出来るようになればサバーイ・マーク・マーク!

 ところで、このモーバルイミグレのトレーラーの車体に「SERVICE WITH LOVE FOR ALL TOURIST」と高らかに宣言してあります。(笑)
 照れずに言いきっちゃうところが頼もしいですね。
 イミグレに行ったことのある人ならよく御存知ですが、ここの役人というのは微笑みの国らしくない無愛想で不機嫌な人ばかり揃っているようで、いつ行っても気がつまってしまいそうになるのですが、このスローガンどおりに愛を持ってにこやかに対応していただけたらうれしい限りです。

ピンぼけ   2004年3月15日(水)    第54回 「あれ?」

 先日、私が口座を開いている地場銀行のSIAM COMMERCIAL BANKよりカタログが送られてきました。
 これは、銀行発行のクレジットカードを使えばカタログで紹介されている商品を、利息ゼロの月賦で購入することができるというキャンペーンの案内です。

 カタログを開いてみると、特別ローンのヨーロッパ車から日本円で15万円以上するブランド物の腕時計、様々な家電製品、キッチン用品、ワイン、健康器具、フィットネスセンターの会員権、携帯電話などなどとタイ人の購買欲と見栄を刺激する商品がきれいな写真入りで並んでいます。
 さてその中に、FUJI FILM社のデジカメA210型他2台も紹介されているのですが、商品写真がなぜか見事にピンボケ状態であれ???
 他のページの他の商品の写真はきれいに写っているのに、なぜよりによってデジカメの商品写真がピンボケなんでしょう。私だったらデジカメを買いたいと思っていても、この写真を見たら買う気が消滅してしまいますね。
 FUJI FILM社の担当者は、この写真を見てさぞブチ切れたことでしょう。

 このカタログが顧客の手許に届く前に、このミスに気がついた人は当然いたはずですが、きっと誰もが自分の直接のミスや責任ではないから、誰かが何とかするだろうと何もアクションも起こさなかったのでしょう。
 何か問題が起こる時って、だいたいがこんなものです。誰かがもう少しだけ気を配っていたり、責任感を持っていればほとんどの問題は未然に防げるし解決法も見つかります。
 このカタログを他山の石として、竹亭でもお客さんに迷惑をかけるようなケアレスミスが発生しないよう、さらに気を引き締めていこうと思った次第です。

ヨコスカさん   2004年1月21日(木)    第53回 「悪役俳優 ヨコスカ潮也」

 先日、竹亭においてタイのVCD映画「BEAUTIFUL ROAD」の撮影が行なわれました。
 VCD映画というのは劇場公開はなくVCDのみで公開される映画のことです。 ちなみに、VCD映画はコンビニでも110〜160バーツ前後で売られています。
 さて、この映画にはタイでもCM出演等で活躍している日本人俳優ヨコスカ潮也さんが出演しています。

 竹亭で撮影されたのは、ヨコスカさん扮するヤクザが、日本人青年を脅すというシーンですが、カメラが廻りはじめた途端、空気がピシッと張り詰めて、スキンヘッドのヨコスカさんが相手を睨みつけながらドスのきいた声で「ここはタイだからチャカも撃てるんだ」と凄むのですが、ヨコスカさん、すごい迫力です。
 全身から殺気オーラを発射していて、演技だとわかっていてもびびっちゃいそう。
 タイの人って、良くも悪くもへらへらしている人が多いから、こういう緊張感溢れたシーンがとても新鮮に感じられます。

 ところでヨコスカさん、カメラが廻っている時はとても恐そうだけど、話してみるととても気さくで感じのいい人でした。
 タイで俳優活動を始めて8ヶ月になるそうですが、今後の更なる御活躍を期待しています。
 ところで、今日撮影したVCD映画はいつ発売されるのですかと尋ねたら、私も知りませんとのこと。ま、いいか。その内、セブンイレブンの棚に並んでいるところを見つけたら、ぜひお買い上げいただき、ヨコスカさんの迫真の演技を楽しんでください。

やっちゃん   2003年11月13日(土)    第52回 「I'm lovin' it」

 カオサン随一の高級ホテルBUDDY LODGEの正面に置かれたマグドナルド人形の横で恐そうな人が睨みをきかせています。
 明るいブルーのスーツにド派手な黄色いシャツ。パンチパーマ、サングラス、それに金無垢の腕時計を渋く決めてヤンキ−座り。だからどうしたってわけではないけど浮いています。
 でも実はこれ、マグドナルドが最近始めた「I'm lovin' it」というイメージキャンペーンのポスターの一枚なのです。

 キャンペーンポスターはこの他にも4種類ありますが、これ以外のポスターは爽やかな青年や、サッカーの練習で腹ペこになった男の子などを起用していてごく普通です。でもこのヤンキ−バージョンだけは外しちゃったかなという感じ。このポスターがマックのイメージとどう結びつくのか不思議です。
 このポスターのモデルは、日本人には典型的なチンピラにしか見えないから、試しにタイ人の友人に感想を聞いてみたら、60年代風でいいんじゃないのというお答え。???

 タイ人と日本人は、同じアジア人で外見も似ているし仏教徒だから、物事の考え方や感じ方も同じだとつい思い込んでしまいがちです。でも、まったく違う文化と環境のなかで育ってきたわけで、折にふれ、お互いの感覚や思考方法に思わぬ温度差を感じて唖然としてしまうことがあります。
 タイ人と日本人に限らず、たとえば男と女でも家族間でも国と国とでもいいですが、お互いに相手も自分と同じ考えだと勝手に思い込み、心と心の距離がいつの間にか離れてしまっていることに気がつかなかった。よくある話です。
 それにしても、このポスターやっぱり可笑しいです。何度見てもクスリと笑ってしまいます。

痩身クリーム   2003年10月17日(金)    第51回 「ぬりぬりもみもみ痩身法」

 いつまでも、「君、細いね!」と誉められたいのは各国の女性の共通の願いのようでして、ここタイでも様々な痩身法がブームになっては消えていきます。
 ところで、最近こちらで話題を集めているのが、世界で一番早くウエストラインが細くなるというGOLD SHAPE SLIMMING CREAM(タイ語サイト)を使った痩身法です。このクリームは様々なタイハーブから作られていて、これをウエストに塗り約一時間マッサージを施すだけで、ウエストが一気に数センチも細くなるそうです。

   先日、バンコク市内の会場に太りすぎの女性30名を招いて、この痩身クリームのデモストレーションが行なわれました。ギネスブックから審査員も招待されて「世界一早く効果が出るウエスト減量法」として申請もされます。
   まずウエストの計測をしてからクリームを腰に塗りたくり、二人がかりでマッサージが施こされます。
 写真を見ると、たぷたぷしたお腹の肉がぎゅうっと腸詰めみたいにねじれ、その中にマッサージ師の手がのめりこんで何だか恐いですが、当の本人は涼しい顔。
   そして一時間後、全員のウエストを再び計測したところ、平均約6.5センチも細くなっているのが確認されたそうです。

 正直、私も「マジかよ?!」と思ってしまいますが、このニュースはタイでいちばんポピュラーな英字新聞「バンコクポスト」の一面で紹介されていました。
 ところで、どうしてこんなに急激に痩せることができるんでしょうね。記事はその辺のことには一切触れてありません。マッサージを受けた参加者はお腹が熱くて気持ちよかったと感想を述べていますが。クリームと激しいマッサージの相乗効果で脂肪を一気に燃やしたのでしょうか。いつか機会があれば自分でも試してみたいものです。 

   
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